苗の頃

田んぼって何だか心惹かれるものがあるんですよね。

苗を植えて少し生長してきたこの時期が一番好きです。

 

こいつはカイエビ。

背中に卵を持ってます。

かなり地味な生き物なんで知る人は少ないけど、観察すれば結構います。

ちっちゃいんでよく見ないと分かりません。

夜に海で光る夜行虫とおんなじ生き物です。

ミジンコのでかいバージョンとでも言いましょうか。

 

こいつらはカブトエビとホウネンエビです。

どちらも生きた化石と言われています。

上のカブトエビは別名「草取り虫」と言われ、餌を探す際に泥をかき混ぜるので水草の成長を妨げ、苗の成長に役立っています。

ホウネンエビは毒にも薬にもなっていませんが・・・。

青子のいるような所では健全な稲の成長は望めません。

田んぼの命は水と土です。

ミミズだって土を耕す天然の耕農機です。

大事な存在です。

いつまでも生き物溢れる美しい田んぼであってほしいです。