子供のサル達は本当によく遊びます。
遊ぶことが仕事のようにめいいっぱい遊んでいます。
自分のおもちゃは宝物のように大事に抱えています。
でも遊ぶだけ遊んだから飽きて捨てるんでしょう。
何にでも興味をもって、何でもおもちゃにしてしまう所は人間の子供と変わらないですね。
おもちゃが無くたって、友達とプロレスごっこです。
こうやって力加減とか、将来の喧嘩になった時の予行演習をしているんでしょう。
子供のやることに、一つも無駄なことなんかありません。
木の根っこの土をほじっているみたいです。
中から出てくる虫でも食べているんでしょうか。
掘り出した石を石鹸のように捏ねて遊んでいました。
子ザルはよく石で手をこすようなことをしています。
まるで手洗いをしているみたいで面白いですね。
まるで大家族が一家団欒でくつろいでいるみたいですね。
群れは大きな家族と言っても差し支えないと思います。
みんが協力して生きていっているんです。
毛繕い、気持ち良さそうですね。
お腹を出してとってもリラックスしています。
こういうノミ取りなんかも、サル達の大事なコミニケーションなんでしょう。
おサルの資料館みたいな所があったので入ってみました。
中で見たのは手足の無いサルの写真でした。
その子を一生懸命育てる飼育員さん。
きっとこのサルと飼育員さんとの間には言葉では言い尽くせないほどの信頼関係があったんじゃないでしょうか。
でなければこれほどのハンデを抱えたサルを育てていくことなんて出来ないと思います。
生きるというのは、大変だけど素晴らしいことなんだと痛感させられます。
もう一つ気になったのは、子供が死んだことを理解出来ずに、世話をしようとする母ザルです。
ぐったりとして動かなくなった我が子。
時間が経つに連れてミイラ化し、最後には白骨化していました。
その間、母ザルは子供を連れて歩いていたそうです。
もしかしたら、死んだことは理解していても、それを受け入れられなかったのかもしれません。
なんだか切なくなりました。
飼育されている部分があるとはいえ、基本的には野生のサルです。
子供を産んで育てていく苦労は、計り知れないものがあるのかもしれません。
他にも様々な資料が展示してありました。
ニホンザルの分布から奇形児が生まれる割合など。
ここはただ単にサルと触れ合って楽しむだけの場所ではなく、日本に生きる野生のサル達を憂い、明るい未来を願う場所でもあるんだなと実感しました。
この淡路島モンキーセンターにいるサル達が、これからも平和な群れであり続けていて欲しいですね。
サルは身を寄せ合い、協力して生きていく動物です。
そこには人間と同じような社会構成があり、また同じような絆もあるんじゃないでしょうか。
サルを撮りに来たのは久しぶりでしたが、本当に楽しかったし癒されました。
撮らしてくれたサル達、どうもありがとう。
遠出してサル達に会いに行ってよかったです。
彼らは見ているだけで楽しい動物です。
人間と共通するような行動や仕草もあります。
高度な社会構成も見ていて飽きません。
サルの世界は人間社会の縮図と言ってもいいかもしれません。
彼らを見て、人間というものを振り返るとまた面白いと思いますよ。
大人しくて、穏やかな淡路島のサル達。
とても良い群れでした。
これからもこの大家族が平和に暮らせることを願います。
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