太陽に吼えろ!

 窓から街並を見降ろすプリン刑事。

その胸中には、街の平和を願う強い意志があった。

「プリン刑事。廊下で何者かがウンコをしています。」

若い猫の刑事が慌ただしくプリン刑事の所へやってくる。

「くそう!昨日に続けて二日連続だ!

一体何処の猫が。」

プリン刑事は振り返らず、若い猫の刑事に重々しく、それでいて強い口調で言った。

「慌てるな、ホシはもう挙がっている

鋭い眼光で街を見降ろしながら呟くプリン刑事。

「ほ、本当ですか!?

さすがはプリン刑事だ。」

若い猫の刑事は感心し、プリン刑事に駆け寄る。

体中から哀愁を漂わせながら、プリン刑事は顔を引き締めた。

「そ、それで!

そのホシは一体誰なんです?」

窓からの光に照らされながら、プリン刑事は鋭い眼光を保ったまま言った。

「俺だ。」

その声は静かに部屋に響き渡る。

「何ですって!?」

驚く若い猫の刑事。

それを見て真顔で答えるプリン刑事。

「昨日も今日も、廊下でウンコを垂れたのはこの俺だ。」

若い猫の刑事は口を大きく開いたまま固まってしまった。

「理由は聞くな。それだけだ。」

プリン刑事はすっきりした顔になっていた。

以上、下らない妄想話しでした。

でもプリン刑事が廊下でウンコをするのは本当です。

ちゃんとトイレでしようね。